千翠
2段階の技能を卒業 そのお祝いに
旦那さんが予約してくれていた千翠で
和食をいただきました。
入り口の階段に期待をよせ、引戸を開けると
木造りの凛とした清らかさとカウンター越しの
大将の手さばきに、期待がさらに膨らみます。
まず最初に出されたのは旬野菜の天ぷら
続く 白甘鯛と聖護院かぶらのすり流しは
冷えた体に温かく染み渡りました。
続く、あら、鰆の炙り、
薫香したハガツオなどのお造りは、大将自ら市場に
出向いて目利きしただけあって、どれも美味しい。
また、井上尚之さんや史郎さんの器に盛られた
ブリ大根、茶ぶりナマコなど、
お酒好きの方はもちろん
器好きにも楽しめる品々でした。
コースの最後に出された、土鍋で炊かれたご飯は
最初はそのまま、2杯目は穴子丼、
3杯目は焼きカマス、最後はおにぎりにして、
こんなにご飯を食べたのは久しぶりでしたが
不思議とするすると胃の中に入っていきました。
今年最後のお客さんだった私たちを
階段を降りて、わざわざ見送ってくれた大将。
料理は人なりですね。